「ダチョウ抗体マスク®」 は、従来タイプのウイルス対策用マスクに使用されている"静電フィルター"に加え、抗原抗体反応によりウイルス、花粉アレルゲンに瞬時に結合してカットする"ダチョウ抗体フィルター"を組み込んだ不織布製マスクです。
"ダチョウ抗体フィルター"には、花粉アレルゲン、季節性インフルエンザ(Aソ連型・A香港型・B型)に加え、新型インフルエンザ(A/H1N1)、鳥インフルエンザ(H5N1) 、鳥インフルエンザ(H7N9) に対して選択的に結合するIgy抗体が数100兆個以上、敷き詰められています。感染に不可欠なウイルスの表面の突起を"抗体"が覆ってしまうので、ウイルスからのリスクが低減するといわれてます。
文部科学省・科学技術振興機構の海外向け研究成果リポートでも、塚本康浩動物衛生学教授のダチョウ抗体の研究が世界に紹介されました。
ダチョウが作り出す抗体は、ウイルスやバクテリア等の病原体等を不活性化する能力が非常に高いのが特徴です。大量生産が可能で熱にも強いことから、これまで困難とされていた「日常品」への抗体の利用が可能となりました。
私たちが開発したダチョウ抗体は、インフルエンザだけではなくスギ、ヒノキなどの花粉アレルゲンをも不活性化することを、インドネシアをはじめとする各研究機関での感染実験により実証いたしました。
私たちは高病原性のインフルエンザウイルス感染から医療従事者を守る目的で、ダチョウ抗体マスクを開発し、多くの医療機関や行政機関などで利用されております。しかしながら、多くの一般の方々からもダチョウ抗体マスクを使いたいとの要望が強く、毎年インフルエンザの季節になると「ダチョウ抗体マスクはどこで買えるの?」との問い合わせが大学に数多く届いていました。
一般的にマスクフィルターで捕集(遮断)された、インフルエンザウイルス飛抹や花粉アレルゲンなどの危険因子は、ウイルスで2時間〜8時間マスク上で活性していると言われています。
多くの人は、マスク着用時にむずがゆかったり、位置を変えたりと、頻繁にマスクを手で触っています。
せっかくマスク上に捕集されたウイルス飛抹や花粉アレルゲンは手を介して、二次感染を引き起こすリスクがあります。
この二次感染リスクは、多くの医療機関の院内感染委員会でも注意喚起されています。
マスク素材に浸み込ませている数百兆個の"ダチョウ抗体"は、危険因子のウイルスや花粉アレルゲンの活性化(リスク)を抑制することを検証しています。
現在、日本においても感染が拡大している新型コロナウイルス2019-nCoVですが、特効薬やワクチンがないため世界規模での恐怖となっており、さらに社会活動の抑制や経済的ダメージをも誘発しております。
私の研究室では、これまでも驚異的な免疫力を誇るダチョウの卵から各種病原体を不活性化する抗体(ダチョウ抗体)の大量生産を行い感染症予防などに用いてきましたが、この度、2019-nCoVのウイルスの一部(spike protein)に結合するダチョウ抗体の大量作製に成功いたしました。Spike proteinはコロナウイルスがヒトに感染する時に不可欠な分子ですが、ダチョウ抗体が結合することによってその感染力は大きく抑制できます。研究室で2020年2月に実施したELISA試験により、私たちが開発したダチョウ抗体がSpike proteinに強く結合することを確認いたしました。
現在、海外の関連機関と共同で2019-nCoV臨床株を用いた感染実験、つまり生きたウイルスの「感染抑制実験」を行っております。また、死滅化した 2019-nCoVウイルスをダチョウに免疫することで、さらなるダチョウ抗体のバージョンアップも行っていきます。
ダチョウ抗体マスク(花粉アレルゲン用ダチョウ抗体配合)の表面にスギ花粉を付着させた。黄色い粉体がスギ花粉である(矢印)
スギ花粉付着直後にダチョウ抗体マスクを装着。(呼吸による水分により抗原抗体反応が加速されると考えられる)
10分後、マスクを4℃に冷却したリン酸緩衝液で洗浄し、直後に遠心分離により花粉のみを回収。蛍光顕微鏡により花粉を観察した。
ダチョウ抗体が結合していると緑蛍光が観察される。蛍光は、花粉表面および内部にも検出されることから、結論的にダチョウ抗体マスク表面で抗原抗体反応によりダチョウ抗体がスギ花粉アレルゲン(cryjicryj2)を覆う事が証明された。
重度の花粉症患者(ボランティア)のご協力によりスギ花粉アレルゲンのパッチテストを実施した。
最初に、緑のダチョウマーク( )がマスク表(外側)の左あごの位置になるよう、上下表裏を確認します。
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